2016/07/23 本記事でご紹介しているCloudfoggerですが、開発終了のアナウンスが公式サイトに掲載されていましたので、今後のご利用はお控えください。 ※ご連絡くださったユーザー様、ありがとうございます。

先日、アメリカAppleのクラウドサービス「iCloud」から、著名人のプライベート画像が流出したニュースが話題になりましたが、こういったクラウドサービスを利用する際は、そのセキュリティやプライバシーに配慮する必要があります。

そこでご紹介するのが、クラウドに同期するファイルを暗号化して、第三者がファイルの中身を閲覧できないようにする方法です。もともと、クラウドサービス側でもファイルを暗号化してくれてはいますが、そもそものファイル側も暗号化して「2重で予防しておこうね」ということです。

今回の画像流出のケースのように「第三者によるサーバーへの不正アクセス」が起こった場合、そのファイルの流出が防げるわけではありませんが、ファイルが2重で暗号化されていることで不正な流出に対する安全性は高まります。今まで対策していなかった人は、これを機に検討してみてはいかがでしょうか。

ファイルを暗号化するツール「Cloudfogger」

ファイル暗号化には「Cloudfogger」というツールを使います。このCloudfoggerを使うと、ファイルを瞬時に暗号化した状態のファイルへ変換してくれます(暗号化されたファイルは「.cfog」という拡張子がついて外見が変わります)
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このファイルを開くには、Cloudfoggerにログインしている必要がありますが、デフォルトの設定が「PC起動時に自動ログイン」なので、何か特別な手間が発生することはありません。パソコンを起動したら、通常のファイルと同じようにダブルクリックするだけで普通にファイルが開けちゃいます。

また、このファイルは原則的に他のパソコンやスマホにインストールしたCloudfoggerだと開けません。もし、他のデバイスでファイルを閲覧させたい場合は、そのデバイスにインストールしているCloudfoggerの登録メールアドレスを事前に「共有許可」しておく必要があります。
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しかもこのCloudfogger、暗号化には定評があります。

アメリカ国防総省の諜報機関であるNSA(アメリカ国家安全保障局)も使っている「AES」方式によっていちいちパスワードを入力する必要の無いシンプルな透過型の暗号を自動的に施してくれるソフトが「Cloudfogger」です。 出典:無料でDropbox・SkyDriveなどを国家レベルの暗号化で自動的に保護する「Cloudfogger」 – GIGAZINE

Cloudfoggerのインストール方法

Cloudfoggerの公式サイトへアクセスし、「Cloudfogger Download」をクリックしてファイルをデスクトップ上にダウンロードします。
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ダウンロードが完了したらファイルをダブルクリック。インストールが開始されます。
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インストール画面です。インストールする前に、他のアプリケーションを実行している場合はそちらを終了させてから「Next」をクリック。インストールが開始されます。
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インストール方法を聞かれるので、「Standard」を選択して「Next」をクリック。
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規約が表示されます。「I accept the agreement(規約に同意する)」を選択し「Next」をクリック。
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インストール先が表示されます。ここで、インストール先を変更したい場合は、2つ前の工程に戻って「Standard」ではなく「Advanced Settings」を選択しましょう(インストール先とスタートメニューへの追加の有無が設定できます)。
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「Run Cloudfogger(Cloudfoggerを起動する)」を選択して「Finish」をクリックすればインストール完了です。
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インストールが完了すると、Cloudfoggerが起動します。

Cloudfoggerの設定方法

「Create a free account and use all features」を選択して「Next」をクリックします。
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メールアドレス、First name(名前)、Last name(姓)、パスワードを入力します。「Enable password recovery」はPCにパスワードを記憶させるかどうかです。パスワードを忘れると暗号化したファイルが開けなくなるので、心配な方はチェックを入れておきましょう。
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※チェックを外した状態で次に進もうとした際の画面
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暗号化させるフォルダを選択する画面です。「Protect another folder」をクリックして設定できます(対象フォルダは後からいつでも追加/変更できるので、ここでは設定しなくても構いません)。
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暗号化したファイルを共有させることもできます。こちらも後からいつでも追加/変更できるので、ここで設定しなくても構いません。
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以上で設定は完了です。

Cloudfoggerの使い方

ファイルごとに手動で暗号化する

ファイルを1つづつ手動で暗号化する方法です。

対象ファイルの上で右クリックし「Cloudfogger」→「Fogg file」で暗号化です。
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暗号化されると、ファイルの拡張子に「.cfog」が追加されたファイルに変換されます。
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暗号化されたファイルを元に戻す場合は、対象ファイルの上で右クリックし「Cloudfogger」→「Defogg file」です。
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フォルダごとに暗号化する

指定したフォルダの中身を一括で暗号化する方法です。

Cloudfoggerにログインし、デスクトップ右下の「上矢印マーク」→「水色の雲マーク」→「Status and Settings」と進みます。
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各種設定のステータスが確認できます。2段目は「暗号化フォルダの選択状況」で、3段目は「暗号化ファイルの共有状態」です。いずれも設定がされている場合は、下図のように緑のチェックマークになります。必要に応じて、各項目をクリックして設定を行いましょう。
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暗号化/解除が簡単に出来ますし、ファイルを開く際も今までの環境化と操作性はほとんど変わりません。手軽に導入・利用できるので、不測の事態に備えた環境を構築しておくと今より幸せになれると思います。