バージョンアップを行う際のリスク

WordPressのバージョンアップって、更新ボタン一つでポチッといけてしまいます。この気軽さに負けて「本当はバックアップとか取るんだけど大丈夫だよね?」と思いつつ更新→「やっぱり大丈夫だった。」という流れがほとんどだと思います。

ただ、やらしてしまうこともゼロではありません。「ん?プラグインが機能しない…」「やべ、コアファイルを変更してたのに書き換えられた…」「あれ、ログインできなくなった…」。プラグインが新しいバージョンに対応せずに不具合を起こしたり、ファイルの書き換えで予期せぬ事態を招いたり。プライベートなサイトであればまだいいですが、ビジネスサイトだったらもう…最悪の1日になる可能性があります。

ということで、ここでは”WordPressのバージョンアップを適切に行う方法”について書いてみます。

アップグレード前にすること ~バックアップ~

手順は、WordPress公式サイトに書かれている通りで、

  1. データベースとファイルのバックアップを行う。
  2. すべてのプラグインの使用を停止する。
  3. WordPressをバージョン更新を行う。
  4. 更新が完了したらプラグインを有効化しなおす。

という流れになります。ちなみに一般的には「バージョンアップ」ではなく「アップグレード」と呼ぶんですね。なので、以降はアップグレードと表記します。

WordPressファイルのバックアップ

まずは、WordPressで利用している全ファイルのバックアップを行います。ローカルにバックアップ用のフォルダを作り、そこにWordpressの全ファイルをダウンロードしましょう。

データベースのバックアップ

続いて、データベースのバックアップを行います。phpMyAdminへログインしましょう。

※ユーザ名やパスワードが分からない場合は、さきほどバックアップしたWordPressファイルの「/wp-congif.php」を開いてください。20行~40行目あたりにログインに必要な情報が記載されているはずです。

ログインしたら、管理画面の左にあるWordPressが使っているデータベースを選択(クリック)します。

データベースが表示されたら、テーブル一覧を確認します。一覧表示されている各テーブル名に「WordPressインストール時に設定した接頭語」が付いているはずです。付いているのが確認できたら「エクスポート」をクリックします。

エクスポートの設定画面に遷移します。エクスポートするテーブルが全選択されている状態(グレー)なのを確認してください。問題なければ「SQL」を選択。続いて「構造」にチェック、直下の4つ(下図を参照)にもチェックをいれます。

続いてその下の項目へ。「データ」にチェックを入れ、その下の「完全なINSERT分を作成する」「長いINSERT分を作成する」「BLOBに16進数表記を利用する」にチェックを入れます。更にその下、「ファイルに保存する」「”zip”形式」「non」にチェックを入れたら、最後に「実行する」をクリックします。更にその下の項目へ移って、「ファイルに保存する」「”zip”形式」「non」にチェックを入れ、最後に「実行する」をクリックします。

アップグレードを行う

全てのプラグインを停止する

WordPressの管理画面から「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」と進みます。インストールされているプラグイン一覧が表示されるので、インストールされている全てのプラグインを選択し(プラグインにチェックを入れ)、

その上のプルダウンから”停止”を選択して、「適用」をクリックします。

※キャッシュ系プラグインを利用している場合は、アップグレード後にそのキャッシュのせいで不具合を起こす場合があるので、私の場合はこのタイミングでキャッシュの削除、必要があればプラグイン自体を一旦削除します。

プラグインの停止が完了したら更新を行いますので、管理画面に表示されている、「更新してください。」をクリックします。

「WordPressの新しいバージョンがあります。」という画面が表示されます。ここで1つ注意して欲しいのは、「ja(日本語版)」と「us(英語版)」があるということ。日本語版の場合は”ja”のほうの「いますぐ更新」をクリックします。

アップグレードが完了すると、ダッシュボードへ画面が移動し、「WordPress ○.○へようこそ」などのテキストが表示されます。

これでアップグレードは完了です。あとは、インストールされている全てのプラグインを有効化しなおします。WordPressの管理画面から「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」と進みます。プラグインにチェックを入れたら、その上のプルダウンから”有効化”を選択して、「適用」をクリックします。

バックアップしたファイルについて

WordPressのファイルやデータベースなどバックアップしたものは、アップグレードが無事完了すれば不要になります。ただ、今後なにかがあった時のためにしばらくは保管しておきましょう。